寒中見舞い

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

 この度の令和6年能登半島地震により、お亡くなりになられた方々に哀心よりお悔やみ申し上げるとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

 

平素は公益社団法人 滋賀県診療放射線技師会の活動にご理解ご協力いただき、深く感謝申し上げます。

昨年58日から新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザと同じ「5類」感染症に移行しました。各地では4年ぶりに制限なしのイベント等が開催され、大きな賑わいを見せました。また、街中ではレストランや窓口に置かれていたアクリル板もほとんどのところで撤去され、行きかう人もマスク非着用の方も多く見られ、街も大きく変貌しました。当会におきましても、コロナ禍の3年間多くの制約や課題に直面してきましたが、皆様のご協力により、困難な時期を何とか乗り切ることができました。多くの研修会はweb形式主体で行っていましたが、昨年半ばより集合型にシフトさせています。お互いに直接顔を合わせ、知識の共有やコミュニケーションの場として有効に利用いただけることと思っています。しかし、コロナ禍で得たツールであるweb形式は、時間や場所の制約を受けないという魅力があります。状況や研修内容等を考慮してweb形式の研修も継続し、会員の皆様が参加しやすい、また、参加したい研修会を目指していきます。今年も多数の参加をお待ちしています。

 さて、いよいよ医師の働き方改革の新制度が今年4月から施行されます。これは、医療の質・安全性の確保と同時に、持続可能な医療提供体制を維持していく上で非常に重要なことです。診療放射線技師に於きましては、医師のタスク・シフト/シェアに伴い、令和3101日に診療放射線技師法が改正され業務拡大となっています。しかし、告示研修を受講せずに当該業務を行った場合、罰則適応となることが考えられます。みなさんも職場においてタスク・シフト/シェアを推進し、医師の負担を軽減しつつ、医療関係職種がより専門性を活かせるよう、業務範囲の拡大等が求められているのではないでしょうか。当会としては、滋放技会員および滋賀県に在籍されている全ての診療放射線技師の方々が告示研修を受講していただけるよう今年も滋賀県開催の告示研修を引き続き計画していきます。是非、早々に受講いただき、お持ちの診療放射線技師免許をアップデートしていただきますようお願いします。また、すでに受講を終えられている方は、周りでまだ未受講の方がおられましたら、是非お声かけをお願いします。

 本年も理事一同一丸となり鋭意努力してまいりますので、引き続き当会の事業にご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。そして、皆様にとって2024年が輝かしい年となり、健康と幸福に満ち溢れた一年であることを心よりお祈り申し上げます。                

 

  公益社団法人 滋賀県診療放射線技師会

会長 武田宣明